*Love Mail*
あたしは、ステージのほうを見ると、蓮がマイクを持って立っていた。
「来い。」
命令口調で言う蓮。
そんな蓮に、心臓の音が鳴り止まなかった。
そして、いつも優しい蓮を見ていた女子達は、そんな蓮を見て驚きつつもメロメロだった。
すると、あたしの背中が軽く押された。
後ろを見ると、友梨が「がんばって!」と言ってくれた。
あたしは、ゆっくりゆっくりステージに…蓮に近づいた。
そして、あたしは蓮の前に立った。
「おせーんだけど。」
そう言って、蓮は微笑んだ。