秘密がバレたとき


こんなことなら 再会した時に言えばよかったのかな?


言ってしまったら 大輔との仲が崩れちゃうと思ったんだ。


・・・・・


あたしは、バスを乗り継ぎ 家へと帰った。


「お帰り!浮かない顔しちゃって楽しくなかったの?」


「ばれちゃった 
彼氏に拓斗のことが・・・」


「なんで?まだ言ってなかったの?
バカじゃない!!!」


姉にもばかにされる。


「波多君が居たじゃん波多道也!
あの人に偶然会っちゃって 『よりを戻したのか?』なんて言うから・・・」


「みっくんに会ったわけよ・・・
ああ それは災難ね」


「お姉ちゃん!他人事だと思って!!!」


「言ってないあんたたちが悪いのよ
それで?彼氏とは?」



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