秘密がバレたとき


「南たちはぎこちないけど
仲直りしたんじゃないかな?
南の会話の中に【拓がね】と言う言葉が出てくるから」


「そっか仲直りしてるならいいや
安心した」


「安心って あんたはどうなのよ
早く仲直りしてよ!
また6人で集まりたいじゃん」


「うん
大輔に電話でもかけて見ようかな?」


「そうそう そこから始まりよ」


あたしは勇気を出して掛けてみた。


「もしもし大輔」


「ああ」


「今いいかな?」


「今は無理」


「そうか・・・
ごめんね」


まだ 怒ってる。


もうダメだ 向こうからかかってくるまでは もう電話しないことにした。




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