秘密がバレたとき


「だって、振られるより振る方がましでしょ?
どうせもうすぐ彼氏出来るし・・・」


あたしは、二人から立ち去り 学校を出た。


今日はサボる
だって学校に居たくないから…


姉の勤める洋服屋さんに立ち寄った。


「あんた何してんの?学校の時間でしょう?」


「さぼり!!!
休みたい気分なの」


「あんたね~ あれだけ親に『頑張るから専門行かせてー』って言っておきながら…
甘えてるわけ?」


「あ~あ」


出るのは、ため息ばかり。


「何があったの?」


姉は鋭い。


「彼氏とホントに別れました!
報告は以上です」


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