「遺言」short love story
ちょうど結婚記念日が近くて覚えている。


息子達が別の部屋に遊びに行き、俺は食い入るように読み始めた。



――――



隆義へ。


久しぶりに昔の手紙を読んで、なにか書きたくなったから書こうかと。


私ね、付き合ってた頃ってどんな感じだったか忘れちゃってて、全部読み返したの。


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