「遺言」short love story
もう暗くなっている道を運転しながら、ひたすら考える。
(正面衝突って、舞は無事なのか?怪我で済んでるよな?どんな怪我でも命さえ無事なら…!頼む、無事でいてくれ!まさか死ぬなんてないよな?舞!)
兄の大樹が、小さな声で話しかけてきた。
「お父さん、お母さん具合悪くなったの?」
なんて答えたらいいのか、俺は困った。
「お母さん、怪我したみたいなんだ。お父さんもまだよくわからないから、一緒に確かめに行こう」
(正面衝突って、舞は無事なのか?怪我で済んでるよな?どんな怪我でも命さえ無事なら…!頼む、無事でいてくれ!まさか死ぬなんてないよな?舞!)
兄の大樹が、小さな声で話しかけてきた。
「お父さん、お母さん具合悪くなったの?」
なんて答えたらいいのか、俺は困った。
「お母さん、怪我したみたいなんだ。お父さんもまだよくわからないから、一緒に確かめに行こう」