「遺言」short love story
駆け付けた病室には、医者と看護師が待っていた。


怪我をしているはずの舞に治療することもなく…。


医者の表情から、舞はもう生きてはいないと直感した。


でもまさか、信じられない、信じたくもない。


震える声を抑えられないまま、医者に聞く。


「先生、舞は、妻は…!」


「こちらに搬送されたときには、もう…。残念ですが…」


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