無口な彼氏の恋心


モテモテだからなぁ…。


「…もう我慢しないから」

「うん…」


身体を起こされ、抱きしめられる。



外はまだ雷が鳴ってるけど、雅人の腕の中は落ち着く。


「…キスしていい?」


確認をとるあたり、真面目なのかなんなのか…。

「いいよ」

頷くと、唇が重なった。


二人の体温が混ざる。


あたしよりも若干冷たい唇が心地いい。



しばらくして、わずかに離れた。


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