無口な彼氏の恋心


「次はあたしが応える番」


そう言うと雅人はゆっくりとあたしを抱き締めた。



長い間あたしに触らず我慢した雅人。

だったらあたしだって応えないと。



「ほんとに、いい?」


コクンと頷くと甘いキスが降ってきた。

そのまま抱えられ、ベッドに倒される。


上に見える雅人はやっぱりかっこいい。


だけど、こんな切なげにしかめた顔を見れるのはあたしだけ。



< 48 / 50 >

この作品をシェア

pagetop