恋……スル?-小沢 圭治編-
二度目のキスは深くて更に甘い。


もう腰が砕ける…っ!

と思ったところでゆっくり唇が離されると、その唇はこう囁いた。




「──好きだよ、心晴」




初めて名前で呼ばれた……

それがこんなにも嬉しいなんて。


私は感極まってまた目を潤ませながら、今までにないほどの優しい笑顔を見せる専務の首に腕を回した。



「私も…ずっと大好きです…!」




お互いの身体を、心を、きつく抱きしめ合って。


これから二人で、
本気の恋をしよう──。





  *Special happy end*



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