恋……スル?-小沢 圭治編-
Chapter3‐チワワVSドーベルマン‐
「心晴ちゃん、最近調子良さそうだね」
出勤前、いつものカフェで頬杖をついて待っていると、コーヒーを持ったワンコ…じゃなくて朝陽くんが登場。
その名の通り、キラキラと澄みきった朝の太陽みたいな笑顔を見ると、今日も一日が始まったと感じる。
「そうかな?まぁ最近お肌の調子もいいしね」
「それは誰のおかげ?」
コーヒーカップに口を付けたまま、ぴたりと止まる。
上目遣いで朝陽くんを見上げると、彼は大きな瞳でじっと私を見つめていた。
「誰って…誰のおかげでもないよ~」
「ホントに?」
首をかしげて私の顔を覗き込む朝陽くん…
可愛い!けど顔近いよ!!