恋……スル?-小沢 圭治編-
「せせせ専務…!!何でここにっ…!?」
「向こうで一杯飲んでたんだよ。悪いか」
「専務……?」
オロオロする私に、口元以外は笑ってない専務、
そして私の手を握ったままキョトンとする朝陽くん…。
そんな朝陽くんに冷ややかな視線を向けると、専務はおもむろに私達の手を離してこう言った。
「悪いがコイツは渡せない。
クリスマスは俺達にとって特別な日だから、なぁ梅津?」
「は…ハイ……。」
『クリスマスは仕事が忙しいから』って言えばいいのに、何でそんな意味深発言をするかな、この人はっ!!
でも有無を言わせない威圧的な流し目を向けられたら、そりゃもう私は頷くしかない。
「向こうで一杯飲んでたんだよ。悪いか」
「専務……?」
オロオロする私に、口元以外は笑ってない専務、
そして私の手を握ったままキョトンとする朝陽くん…。
そんな朝陽くんに冷ややかな視線を向けると、専務はおもむろに私達の手を離してこう言った。
「悪いがコイツは渡せない。
クリスマスは俺達にとって特別な日だから、なぁ梅津?」
「は…ハイ……。」
『クリスマスは仕事が忙しいから』って言えばいいのに、何でそんな意味深発言をするかな、この人はっ!!
でも有無を言わせない威圧的な流し目を向けられたら、そりゃもう私は頷くしかない。