恋……スル?-小沢 圭治編-
驚きのあまり目と口をぽかーんと開いて、ニコニコ微笑んでいる夜光さんを見つめていると。



「何ボケッとしてんだ、梅津」


「あたっ」






呆れ顔の専務にまたしてもコツンと頭を小突かれた。


そうでした、この人を呼びに行かなきゃいけないんでした。

私は専務に夜光さんのことを手短に紹介する。



「もしかして取材ですか?」


「えぇ、そうなんですよ~」



あまり驚きのない専務に私が驚きながらも、夜光さんからこうなった経緯を聞く。



「某雑誌で大沢 輝良をモデルで起用したところ、彼が身につけてたアクセサリーが反響を呼びましてね。
それがこちらで作られたオーダーメードのものだったとか!
これはぜひ取り上げないとと思いまして~」


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