恋……スル?-小沢 圭治編-
専務はチラリとCGのデザイン画が映るパソコンの画面に目をやる。
「大野に頼まれたあの指輪も…
“和”をコンセプトに作りたいって聞いて、真っ先に浮かんだのが梅の花だった。
それだけ“梅津 心晴”って名前が俺の中に印象付けられてたんだなって、初めてそこで気付いたんだよ」
う、そ──…
あの梅の花は、私をイメージしてくれてたの…?
信じられない思いで専務を見つめていると、彼は「でも」と少し目を逸らして言葉を繋げる。
「そいつが色んな男に言い寄られて気持ちがフラフラしてんのが見て取れたから…
なんかイラついたんだよ」
え──まさか、それって…
ヤキモチってこと!?
私のことで!?
「大野に頼まれたあの指輪も…
“和”をコンセプトに作りたいって聞いて、真っ先に浮かんだのが梅の花だった。
それだけ“梅津 心晴”って名前が俺の中に印象付けられてたんだなって、初めてそこで気付いたんだよ」
う、そ──…
あの梅の花は、私をイメージしてくれてたの…?
信じられない思いで専務を見つめていると、彼は「でも」と少し目を逸らして言葉を繋げる。
「そいつが色んな男に言い寄られて気持ちがフラフラしてんのが見て取れたから…
なんかイラついたんだよ」
え──まさか、それって…
ヤキモチってこと!?
私のことで!?