恋……スル?-小沢 圭治編-
──もう、それだけで蕩けてしまいそうだ。


専務に呼ばれるだけで、この名前も特別なもののように思えてくる。



この上ない至福の中で、私達の唇が重なった。


優しくて、
身体中が痺れるほど甘い。



一度唇を離して、名残惜しむようにまた重なる。


私を包み込むように抱きしめてくれる専務の首に、私も腕を回してギュッと抱きついた。



まさか専務から「好き」だなんて言葉を聞ける日が来るとは思いもしなかった。



もう死んでもいいかも……

…いや、やっぱり死にたくない。


これから二人で本気の恋、しなきゃね?





   *Normal happy end*



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