幼なじみとの恋♡甘々ときどきシリアス




ドクン………




はるちゃの家に来て
1番会いたくなかったのが



はるちゃのお兄ちゃんなのに………




どうしてこう、タイミングよく会ってしまうのだろう。





「久しぶりだな。七海。はるかに会いにきたのか?」




あたしの存在に気付いたはるちゃのお兄ちゃん
雅人(マサト)は
あたしに話しかけてきた。




「お……久しぶり…です。はるちゃ……帰ってますか??」




自分でも分かるくらい
声が震えてる。




「帰ってるよ。昼くらいに体調が悪いって帰ってきたから。はるかに会ってきなよ」


と雅人さんは言ったので




「ぁ……はぃ」



と答えた。





「じゃあ…どうぞ。

てかそんなにおびえないでよ。もう何もしないし。」




「……はい」




そう返事をして、久々に大沢家に入った。





「とりあえずリビングに行こうか。」





「はい」




さっきから…「はい」しか言えない自分が
本当に嫌だ。




「じゃあソファーに座って待ってて?今呼んでくるから。」





「はい……お願いします。」




そう返事をしたら、にこっと笑って雅人さんは階段を登っていった。






なんかいちいち緊張して、本当疲れちゃうよ………。





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