空ノ向コウ

思い出



ついこの間まで笑い合ってた。

一緒に誕生日お祝いしたばかり。


後から聞いた話、お祝いできる最後の誕生日だからと
一時退院を無理やり許可してもらっていたらしい。



私が大好きだった母
私を愛してくれた母


そんな母がいなくなってしばらく、本当に実感が沸かなかった。


朝起きて「もしかしたら」って家中探し回ってみたり、
街中で母の友達に会った時に実は影にいるんじゃないかって思ってみたりした。
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