キラリ
なぜ翔太さんは、これほどのイケメンでありながら私なんかに構うのだろう

彼女とかいないんだろうか、かっこいいだけではモテないものなんだろうか

男子も大変なのだなと少し可哀想になり、私はメールアドレスを教えてあげたのだ。




翔太さんはさみしいのか、毎日のようにメールを寄越した。


私はピアノを練習したり、もちろん単位を落とさないよう勉強もある程度しなければならなかったりで、返信するのをよく忘れてしまっていた。


一度、ピアノを弾くところを見たいから家に遊びに行ってもいいかと尋ねられた事もあったが、丁重に断った。
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