キラリ
恐らく翔太さんは、私に気があるわけではないと思う。


うちの学校には私なんかよりよっぽど可愛い女の子が沢山いるし

翔太さんだって、選ぶならまず可愛い子、彼氏を欲しがっていそうな子から選ぶはずだし、そうするべきである。



だから、私の方が間違って翔太さんを好きにならないうちに、翔太さんには私に飽きてもらいたいのだ。


恋愛にかまけてピアノがおろそかになってもいけないし、それに出来れば翔太さんとも、カドを立てずに縁を切りたい。
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