キラリ

ただ

千明に変な勘違いをされると困る。


変な勘違いというのは

千明と私が対等に友達付き合い出来る立場の人間であると思われる事。


そこで

私は千明には言えないような秘密や、言ったってどうせわからないであろう事情を抱えているんだよ、あなたとは違う世界の住人なんだよという事を、千明本人に対して匂わせておく必要がある。



千明を嫌っているわけではない。


というか、別世界の人間に好きも嫌いも無い。


学校生活において、完璧な女の子というイメージを貫き通したいから

千明には悪いけど、そんなスタンスを取り続けている。