あの先輩が気になるんです!
「え!?女子サッカー部がない!?」
顧問の佐藤先生に告げられて知った事実。
時すでに遅し。
「サッカーが強い」
中学生時代にT高校のパンフレットを読んだわたしはここでサッカーをする決めて猛勉強。
あまりにも勉強しすぎて周り見えてなかったのかもしれない。
気づこうと思えば気づくタイミングなんてたくさんあったのに。
しかしわたしは超が付く程のサッカーバカ。
サッカーしかできないのです。
「それじゃあ先生、わたしはどうしたら…」
T高校では一年次は部活加入強制される。
苦手なこと…つまりサッカー以外を強制的に嫌々やるのも道理じゃない。
このままじゃ何もできなくてわたしは路頭に迷うことになってしまう。
「だったらマネージャーをすればいいじゃないか」
佐藤先生はこんなことを言った。