刹那恋愛
直也はあのまま死んでしまったそうだ
葬儀は終わったと聞いた
私は悲しみと虚しさで人形のようになってしまった
そんなある日、母が言った
"雪菜、日本で暮らしなさい。ここにいると貴女が駄目になってしまう"
その言葉で私は気付いた。
自分が皆を心配させているんだ
..............と
それに
あのままアメリカで暮らしても、あそこには直也との思い出がありすぎる
いつか私は直也との思い出に押し潰されてしまう
気分転換になるかも知れない
"日本に行こう"
私は決めた
そして今に至る
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