一途な彼女 × 不良な彼氏
どうしよう……。
何喋れば……。
「あ、望月くーん。」
聖夜のファンクラブだ。
「あ、龍夜くんもいる〜。」
は〜あ、面倒なのが来ちゃった。
「じゃあね聖夜。あたし帰るから。」
「おう。」
「ねえ幸。家の場所変わった?」
え?
「変わってないよ。」
「そ。なら良かった。後で行くから。」
何で笑顔でそんなこと言うのさ。
言われても知らないし。
勝手に来ればいいじゃん!
「………じゃーね。」