一途な彼女 × 不良な彼氏
2人の過去はとても酷なものだ…。
何も知らなかったあたしはーーー。
「写真もないし、人に聞いても誰も教えてはくれねえ。」(聖夜)
「そうそう。だから、会うのに余計時間がかかった。」(龍夜)
「どういう意味?」
「俺が、聖夜に会いに帰国子女という理由で、同じクラスに編入してきたのさ。」
えぇー。
そんなこと…しちゃっていいの?
「龍夜に会ったとき、なぜだか懐かしい感じがしたんだよ。」
「俺も聖夜に会ったら、そう感じた。」
「その後、2人でいろいろ調べていくと判明した。」
「俺たちは、紛れもない……」
「「兄弟だってな。」」
うん…その息揃ってるところが、
もうまさに兄弟って感じですよ…。