一途な彼女 × 不良な彼氏
少し寂しながら、望月くんから
離れたあたしの頭を、
クシャクシャ撫でる望月くん。
どうしたの?
「も、望月くん髪の毛クシャクシャになっちゃうぅー。」
「ふっ。」
え?笑った……?
一瞬だったけど、確かに見えた。
望月くんの笑った顔。
「望月くん今笑ったでしょ?」
「ああ。調子こいてんじゃねえよ。」
ううー。
どうやら、あたしの気のせい
だったみたいです。
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