一途な彼女 × 不良な彼氏
好き × 嫌い
「幸、あんたはね〜。もう少し頑張りなさいよ!」
只今ピンチです!
テストで赤点をとってしまいました。
そして、柚菜に怒鳴られて
テンションダウン中です↓↓
それに、望月くんにも会えないし。
あーあ。だからテストは嫌いなのに。
そんなことを考えながら、
屋上に行った。
少し風に当たりたいんだよねー。
「ふんっっっっ……。」
重い鉄の扉が中々開かない。
「開かないや…。」
そう思って戻ろうとした時、反対側から
扉が開いた。
外から出てきたのは、
「望月くん!」
びっくり。
普段は中庭にいるのに。
「…あの……。」
「ぁあ。」
かっこいいー!
「なんだよ。」
は、そうだった。
「屋上にいるの珍しいね。」
「最近、よくいるけど?」
「え?そうだったの?」
「やっぱり、バカだな。お前。」
そう言って階段を降りて行った。