一途な彼女 × 不良な彼氏
聖夜…お父さん…。
「行っておいで、幸。」
「……うん。」
お父さんの温かい腕から、
聖夜の優しい腕に変わる。
こんなに幸せな日を、
あたしは知らないーーー。
「望月 聖夜。汝は、健やかなるときも、妻を愛し続けることを誓いますか?」
「誓います。」
「和泉 幸。汝は、健やかなるときも、夫を愛し続けることを誓いますか?」
「誓います。」
「…では、誓いのキスを。」
聖夜がゆっくりと、
あたしのベールをあげる。
そして始めて、
みんなの前でキスをした。