一途な彼女 × 不良な彼氏
柚菜たちが帰ったあと、
聖夜に愁夜から言われたことを
聞いてみることにした。
「愁夜に何言われたの?あの2人、何があったの?」
「なんか、公園行ったら海菜ちゃん好きな奴等がいて、ベタベタするから喧嘩したんだって。」
「喧嘩って……何人で?」
「ん〜…7人だったかな〜…。」
「それ1人でやったの?」
「らしーぞ。さっき、愁夜に『目の前で好きな奴襲われたら、父さんどうする?』なんて聞いてくるんだぜ。」
「なんて言ったの?」
「俺?俺は当然、『八つ裂きにする』。」
「聖夜じゃなくて愁夜。」
「やっぱり、俺ら親子だわ〜。愁夜からも、同じ答えきたわ。」
「は〜あ、愁夜もとうとう染まったか。」