一途な彼女 × 不良な彼氏
不良中学生〜愁夜side〜
「ーーーおい、待て望月。勝負はまだついてないぞ!」
「まだやるんですか?先輩。そんな体で。」
「くっそー。」
「さよーなら、先輩。」
「覚えてろよー!」
は〜あ、あの人からあのセリフ聞くの
何回目だっけ?………忘れたな。
ま、どーでもいいし。
ーーー俺、望月 愁夜14歳。
俺の親父、望月 聖夜は、
この男子中学での伝説の不良。
入学してから、負けなし。
他校から相手が来るほどだったとか…。
そんな親父の後を代々継いでいる、
今のこの学校のリーダーは、ザコ!!
軽くひねり潰せるくれえ弱い。
なんでこんな奴が、リーダーなんだ?
とか思えるくれえだ。
親父と一緒にいた猇さんも、強い。
2人揃うと、景色が違う…とかなんとか。
まあ、俺はトップになりてえ
わけでもねえし、関わらねえけど。
あのリーダーしつけえから、
いつか本気で締めてやる。