一途な彼女 × 不良な彼氏
こいつ、自分が可愛いって
自覚ねーのかよ。
学校だって、共学のくせに。
「ねぇ愁夜、聞いてる?」
あ〜も〜。
今はお前のことで、
俺必死に悩んでんのに。
「ねえってば。」
「なんだよ。」
「やっと見た。あのね…。」
透き通るような白い肌。
柚菜さん似の可愛いい顔立ち。
どれをとっても、完璧だな。
「もうすぐ、私の学校で学園祭があるの。愁夜、よかたら来ない?蓮司と。」
学園祭か……。
俺らの学校は、ねえからな。
ま、暇つぶしにはなるか。
「ああ、行く。」