一途な彼女 × 不良な彼氏
でも、俺の今の話と母さんの男装に
何か関係あんのか…?
「幸の奴、女に人気だった上、男にまでモテていたんだよ。もちろん、幸だと知っていて近づく奴もいたしな。」
「そりゃー親父も大変だな。」
母さん人気者だったんだ〜。
親父も人気あったみてえだし、
俺すげー親持ったのかもな…。
「で、愁夜。お前、彼女の心配するのもいいが、その幸譲りの馬鹿な頭を何とかしろ!!」
「え〜っと…何のことかな、親父。」
「お前、この前のテスト下から20番だったんだってな。幸も、そこまでは悪くなかったのに。」
「ちょっと聖夜、どういう意味よ。」
「海菜ちゃんの学園祭前に、テストがあるそうだな。」
「そーだけど……もしかして…。」
「全教科70点以上とったら、行かしてやるよ。」
この鬼親父ーーー!!!