一途な彼女 × 不良な彼氏
次の日、先輩に捕まらずに
校舎に入れたことが奇跡。
よっしゃー!
とか思ってたら、
担任からの呼び出し。
どーせ、いつものことだろ。
めんどくせーなー。
ーーー………
「………は?あの、え〜っと…もっかい言ってよサブちゃん。」
サブちゃんというのは、俺の担任。
本名・三谷 三郎、47歳。
生徒から超好かれている、体育教師だ。
「だ〜か〜ら〜、今回のテストお前1番だったんだよ。どうしたんだ?急に。」
1番……?
この俺がか……?
「せんせー、お前の父さんの担任もしていたから、聖夜のことはよく知っているが、さすが親子だな〜。ははははは。」
さすが親父の血…。
さすが俺…。
なんだよ、やりゃーできんじゃん。
よし、これで海菜の学園祭に行ける。