一途な彼女 × 不良な彼氏
よかった…気づいてくれた。
「今開けるから。」
「う、うん…。」
あぁー、嬉しい。
望月くんが助けてくれるなんて。
バンッ!
「大丈夫か?和泉。」
「うっ…怖かったよー。」
あたしは、震えながら望月くんに抱きつく。
いつもなら、『うざい。』とか『離れろ!』とか言うのに、
今日は、優しく頭を撫でてくれた。
「どうして探してくれたの?」
すごく疑問に思うこと。
望月くんは、「はぁー」とため息をついて、
「お前の心友に付き合わされたんだよ。」
「柚菜が……?」
やっぱり、柚菜探してくれてたんだー。
よかったー。