一途な彼女 × 不良な彼氏
そして、目立つ派手でかっこいい私服。
間違いない、愁夜と蓮司だ。
「何してんのよ愁夜は。可愛い彼女がいるのに…。さっさと来なさいって言うの。まったく。」
幸さんは呆れたように言っている。
確かに、私も早く愁夜に会いたい。
愁夜たちを見つめること10秒。
女子たちをよけながら、
こっちに歩いてくるのが見える。
「モテモテだな〜愁夜。」
「笑わないでくださいよ、猇さん。」
「いや〜モテるね、幸と聖夜の子は。」
「柚菜さんまで…。」
「まあいいことじゃねえの?」
「親父もかよ。」
「ほら愁夜。海菜ちゃん待ってるわよ。」
「ったく…。」