一途な彼女 × 不良な彼氏




「あ、いいよ海菜。あたし運ぶよ。」




「ううん、いいの。あいつらに、地獄を見せるから。」




そして私は、お盆に乗った




紅茶とコーヒーをテーブルに運ぶ。




「お待たせしました。」




そう言うと、また笑い出す2人。




今に見てなさいよ…!




「はい、幸さん、聖夜さん。」




「ありがとう、海菜ちゃん。」




「はい、お母さん、お父さん。」




「ありがとう。」




「はい、愁夜には(激甘)コーヒー。蓮司にも(は)、(激苦)コーヒー。」




「普通だ…。あ〜よかった。」




「ほんとだな〜。」




さっさと飲め!




そう思っていると、一口飲んだ。




「あっめー!!!」
「にっげー!!!」




2人同時に言って、席を立った。




「おっかし〜。どうしたの?2人とも。」




私は笑いながら、2人を見た。








< 217 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop