一途な彼女 × 不良な彼氏
「あ、いいよ海菜。あたし運ぶよ。」
「ううん、いいの。あいつらに、地獄を見せるから。」
そして私は、お盆に乗った
紅茶とコーヒーをテーブルに運ぶ。
「お待たせしました。」
そう言うと、また笑い出す2人。
今に見てなさいよ…!
「はい、幸さん、聖夜さん。」
「ありがとう、海菜ちゃん。」
「はい、お母さん、お父さん。」
「ありがとう。」
「はい、愁夜には(激甘)コーヒー。蓮司にも(は)、(激苦)コーヒー。」
「普通だ…。あ〜よかった。」
「ほんとだな〜。」
さっさと飲め!
そう思っていると、一口飲んだ。
「あっめー!!!」
「にっげー!!!」
2人同時に言って、席を立った。
「おっかし〜。どうしたの?2人とも。」
私は笑いながら、2人を見た。