一途な彼女 × 不良な彼氏




でも、親父がいるから




絶対に言わねーけど。




「さて、片付けましょうか。」




母さんの声に横を見ると、




親父と猇さんはもういない。




瞬間移動………?




さっきまで、ここにいたよな…?




「母さん、親父と猇さんは?」




「へ?とっくに出て行ったじゃない。あら?気づかなかったの。」




いつの間に出て行ったんだ…。




「愁夜、カップ片付けるよ?」




「ん…あ、ああ」




ま、そこまで気にしなくても




いつか帰ってくるか。




ガッシャーン



ーーーは?




急に割れたカップの音と




母さんたちの悲鳴。




何があったんだ…。









< 226 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop