一途な彼女 × 不良な彼氏
だから手伝いなんてさせたくないんだよ。
「愁夜…あの……ごめんね。……きゃっ!どうしたの?」
申し訳なさそうに謝る海菜を前にして、
気づけば海菜を引っ張り抱きしめている。
「ケガしてんなよ。」
「うん……。」
本当は、他にも言いたいが、
後ろから感じるウザイ視線に
海菜を体から離した。
「おい母さん、いい加減そんな目で見んな。うぜえから。」
「やーね愁夜ってば。聖夜に似てきちゃったのかしら〜。」
はあ〜?親父に似てきた〜!?
何言い出すんだよ、母さんは。