一途な彼女 × 不良な彼氏
はぁ〜あ。
昨日の今日で、望月くんに
どんな顔で合えばいいんだろぅ。
聞かなきゃよかったな…。
そう思いながら、下駄箱に向かう。
「おい!」
びくっ…この声は……
「ちょっといいか?」
振り返らなくてもわかる。
大好きで、今はちょっと(かなり)
会いたくない、望月くんの声……。
「……なんですか?」
振り向かずに答える。
「ついて来いよ。」
そう言い、有無を言わせずあたしの
腕を握り何処かえ連れて行く。
「……入れよ。」
「う、うん…。」
ついた場所は、屋上。
まぁ、最近はここでサボるからね。
「で、何でしょうか?」
すかさず話題を切り開くあたし。
動揺してるの、気づいてるかな?