一途な彼女 × 不良な彼氏
さすがにまだ屋上って
わけにはいかないから、
聖夜がよくサボる空き教室で
ご飯を食べています。
人通りも全くない静かな場所。
ここいい場所だな。
空き教室っていっても、
バッチリ暖房入ってるし。
「幸、寒くねえ?」
「平気。ここあったかいし。」
「これ買ってきたから、飲めよ。」
差し出された暖かいし飲み物。
「あ、わざわざありがとう。」
聖夜がくれたのは、あたしの
大好きなミルクココア。
やっぱり、冬はこれに限るでしょ。