一途な彼女 × 不良な彼氏
「そーいや、幸のクラス出し物何にすんの?」
「男女逆転カフェ。柚菜の案なの。聖夜のクラスは?」
「俺らのとこ?知らね。教室行かねーし。後で猇にでも聞いとくわ。」
「猇くん同じクラスだっけ?わかったら教えてね。」
「ああ。」
文化祭の話でしばらく盛り上がっていると、
「聖夜!」
猇くんが大きな声を出して入ってきた。
突然のことに、あたしと聖夜はびっくり。
お構い無しに猇くんは、話してくる。
「俺たちのクラス、『ホストクラブ』やるんだってー。」
「ホストクラブ?面倒くせえな。」
「へー。いいじゃん、面白そー。」
聖夜のホスト姿か。
かっこいいだろーなー。
「幸?頭大丈夫かよ。ホストクラブだぜ?女子たちの希望だろ。俺らのクラスかっこいい奴多いから。」
「そーいうこと自分で言う。どーせ自分もその1人なんでしょ?」
「まーな♪」
偉そうに言ってくる聖夜。
でも本当にかっこいいから、
何も言い返せないや。