一途な彼女 × 不良な彼氏



「そーいや、幸のクラス出し物何にすんの?」



「男女逆転カフェ。柚菜の案なの。聖夜のクラスは?」



「俺らのとこ?知らね。教室行かねーし。後で猇にでも聞いとくわ。」



「猇くん同じクラスだっけ?わかったら教えてね。」



「ああ。」



文化祭の話でしばらく盛り上がっていると、



「聖夜!」



猇くんが大きな声を出して入ってきた。



突然のことに、あたしと聖夜はびっくり。



お構い無しに猇くんは、話してくる。



「俺たちのクラス、『ホストクラブ』やるんだってー。」



「ホストクラブ?面倒くせえな。」



「へー。いいじゃん、面白そー。」



聖夜のホスト姿か。



かっこいいだろーなー。



「幸?頭大丈夫かよ。ホストクラブだぜ?女子たちの希望だろ。俺らのクラスかっこいい奴多いから。」



「そーいうこと自分で言う。どーせ自分もその1人なんでしょ?」



「まーな♪」



偉そうに言ってくる聖夜。



でも本当にかっこいいから、



何も言い返せないや。









< 81 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop