一途な彼女 × 不良な彼氏
嘘!?
あたしなんかで、いいのかなー?
「よかったな幸。」
「ありがとう聖夜。でも、あたしがもらっていいのかなー?」
「当たり前だろ。お前は、誰よりも可愛いよ。」
そう言って顔を赤く染める聖夜。
ふふ。…可愛いなんて始めて聞いた。
「ありがとう聖夜。嬉しいよ。」
「………ふっ。」
少し照れ臭そうに笑う聖夜も、
いつもより一段とかっこいいよ。
『それでは、最後はフォークダンスでしめましょう。皆様、ペアの相手はおりますね?…それでは、ミュージックスタート!』
あまーい音楽がグラウンドに響き渡る。
最初はどうなるかと思っていたけど、
聖夜と仲直りできて本当良かった。
喧嘩している時は、辛かったから
もう2度と喧嘩は起きませんように。
「幸、何願ってんだよ。」
「…んー?内緒♪」
「………あっそ。」
拗ねちゃったよ。
可愛いなーもう。
………これからも、
ずっと一緒にいようね、聖夜。