放送部からお伝えします
他人から見たら、花瓶に話しかけてる変な中学生としか見えないだろう。


しかも休みなのに学ランを着ている、制服好きな男子。



……寒気がしたけど、夜に公園来るなんて俺“達"しかいないだろう。



アイツらが、ここに集まるっていう主役の約束忘れてるなんて、考えられないし。

そーいうの好きなアイツらなら、なおさら。



……カレンダーの事は忘れてるかもしんないけど。


「……別に、アイツらの記憶力疑ってる訳じゃねーよ?」


不意に竜也が見ている感覚がして、あわてて弁解した。



「ただ……」



いろんなことがありすぎて。




そう、いろいろありすぎたんだ。







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