放送部からお伝えします
「んで、あの子どーすんだ?」


「さぁ? タケル次第だろ」


「また先もってかれんのぉ? ちょっとくらい譲れよなぁ……」


「てかあの子中学生だろ? いいのかぁ??」


「タケルにそんなの関係ねぇだろ。てか早く帰って来いよ! 手ぇつけられねーじゃん!」


男達はその後も変わらずグチや、ケラケラ笑っている。


タケルって人はまだ居ないみたい。

でも今居るのは2、3人どころじゃない。

確実に十数人はいる。


体が震え上がってきた。


連絡しなきゃっ!

ケータイ!!


あたしは痛みを感じる腕を必死に動かして、横にあったカバンの中を探った。









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