放送部からお伝えします
ビクッ
俺の体がまた強張る。
身構えまでしていた。
「……もしかして猫、苦手なの?」
川岸さんが、不思議そうに俺の痛いところを突いてくる。
強がるのも子供っぽいから、俺は正直に話した。
「……動物全般駄目なんですよ。向こうから噛んだり、吠えたりはしないけど……近くにいると体が反応して」
めっちゃ恥ずかしかったけど、最後まで話せた自分を軽く尊敬した。
「それよりっ! 梨衣子のほうは……」
話がズレているのに気づいて問いかけた。
「あら、ごめんなさい…」
川岸さんは、やっと気づいたような振る舞いを見せて、机に腕をのせた。
俺の体がまた強張る。
身構えまでしていた。
「……もしかして猫、苦手なの?」
川岸さんが、不思議そうに俺の痛いところを突いてくる。
強がるのも子供っぽいから、俺は正直に話した。
「……動物全般駄目なんですよ。向こうから噛んだり、吠えたりはしないけど……近くにいると体が反応して」
めっちゃ恥ずかしかったけど、最後まで話せた自分を軽く尊敬した。
「それよりっ! 梨衣子のほうは……」
話がズレているのに気づいて問いかけた。
「あら、ごめんなさい…」
川岸さんは、やっと気づいたような振る舞いを見せて、机に腕をのせた。