放送部からお伝えします
非通知くらいで。
あたしは最初、そんなに苦でもなかった。
小さい頃、よくクラスの女の子に嫌味とか言われたことがあったから。
そんなときも、竜也が止めさせてくれたっけ。
……でも、日に日に増える非通知の数。
かかってくる電話はほとんど無言。
ときどき、知らないおじさんからかかってきたことがあった。
メールは卑猥な内容が多かった。
だから、添付してあった画像も見ないようにして削除した。
番号とアドレスを換えてからはなくなった。
でもそれから、誰かにつけられる日々が続いた。
ときどき追いかけてきて、本当に怖かった。
それがなくなるまで、ずっと車を使って迷惑かけた。
一時期、人と接するのが怖くなって、家から一歩も出れないような状態が続いたときがあった。
だけど、忙しいのに車に乗せてくれるパパ。
いつも以上においしいご飯を作ってくれるママ。
手紙を書いてくれる友達。
それを届けてくれる順。
心配して家に来てくれる草太とかなめ。
ずっと傍にいてくれた竜也。
それが、あたしの支えだった。
あたしは最初、そんなに苦でもなかった。
小さい頃、よくクラスの女の子に嫌味とか言われたことがあったから。
そんなときも、竜也が止めさせてくれたっけ。
……でも、日に日に増える非通知の数。
かかってくる電話はほとんど無言。
ときどき、知らないおじさんからかかってきたことがあった。
メールは卑猥な内容が多かった。
だから、添付してあった画像も見ないようにして削除した。
番号とアドレスを換えてからはなくなった。
でもそれから、誰かにつけられる日々が続いた。
ときどき追いかけてきて、本当に怖かった。
それがなくなるまで、ずっと車を使って迷惑かけた。
一時期、人と接するのが怖くなって、家から一歩も出れないような状態が続いたときがあった。
だけど、忙しいのに車に乗せてくれるパパ。
いつも以上においしいご飯を作ってくれるママ。
手紙を書いてくれる友達。
それを届けてくれる順。
心配して家に来てくれる草太とかなめ。
ずっと傍にいてくれた竜也。
それが、あたしの支えだった。