放送部からお伝えします
「んあー、よく寝たぁ」



さっきまで永遠の眠りについていた竜也が、急に起き上がり、普通に伸びをしている。




「り、竜也ーー!?!?!?」



いきなりのことに、あたしはポカーンと口を開いて驚いたままだった。

草太とかなめは竜也に近寄る。



「竜也っお前……」


「生き、てる……?」


二人とも疑うように見回す。



「当たり前でしょ? 死んだなんて言った?」



竜也は懐かしい、だけどいつもの口調で答える。


うそ……竜也が生きてる。



でも何で?



「……あの日、病院に運ばれてから奇跡的に助かったんだ……」


竜也のパパがオドオドと話す。


そっか……助かってたんだ。



竜也……生きてたんだ。










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