放送部からお伝えします
「まずさっきの声は
白川梨衣子<シラカワ リイコ>。

成績A、運動C、ルックスA。
放送部部長で、クラスのムードメーカー的存在。
頼りないけど妙なところでしっかりしてる」


沢子は先程から同じ本をずっと読んでいる。


「あれヤバイ。ドキッてなる」

「キョドッてるトコとかマジ可愛い」

「いつもテストトップってうらやましい……」

「バカっぽいのにな……」

「タメなのに妹みたいだよね」



「男子評A、女子評A。
かなり愛されてますね」


……ますね。




―そのころ―



「おばちゃーん! ヤキソバぱん1つー!!」


白川梨衣子――つまりあたしは、購買でヤキソバぱんを買っていた。



改めまして。
白川梨衣子、14歳中3。


髪は黒の肩まである長さ。

身長は低いほうです……。




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