放送部からお伝えします
公園の約束
「梨衣子、大丈夫?」
「ふぇ?」
沢子の声がして、あたしは我に返った。
「最近変だよ? 何かあった?」
沢子が心配してあたしの顔を覗き込む。
「大丈夫だよ! それにこんなにも取っちゃったし♪」
あたしは両腕にある、クレーンゲームで取った賞品が入っている袋を見せた。
「悩み事あったら言ってよ? ……相談にのるから」
「……うん」
沢子は……鋭い。
あたしのちょっとした変化にもすぐ気がつく。
なんでも相談できる、大切な親友。
――だけど、言えない。
言えないよ……。
犯人を知ってるなんて――。
「ふぇ?」
沢子の声がして、あたしは我に返った。
「最近変だよ? 何かあった?」
沢子が心配してあたしの顔を覗き込む。
「大丈夫だよ! それにこんなにも取っちゃったし♪」
あたしは両腕にある、クレーンゲームで取った賞品が入っている袋を見せた。
「悩み事あったら言ってよ? ……相談にのるから」
「……うん」
沢子は……鋭い。
あたしのちょっとした変化にもすぐ気がつく。
なんでも相談できる、大切な親友。
――だけど、言えない。
言えないよ……。
犯人を知ってるなんて――。