放送部からお伝えします
ふと、胸ポケットにある生徒手帳を見る。
これが、事件の始まりだった。
竜也がいなくなる数日前の事を思い出す。
―――――――――
―――――――
―――――
―――
中学生になって初めての冬休み。
――と言っても、終業式の日だったけど。
あたしと竜也とアイツらは、いつものようにrlappで遊んでいた。
あたしと竜也の片手には、あたしが取ったクレーンゲームの賞品の袋を持って。
草太とかなめは、ケータイの裏に4人で撮ったプリクラを貼っていた。
「ヤバイっ、もうすぐ8時だ!」
草太は壁にある時計を見て言う。
「人来る前に早く帰るぞ!」
プリクラを貼り終わったかなめは、走って叫ぶように言った。
それに続いて、あたしと竜也も走る。
こんなに急いでいる理由は、もうすぐrlappにたくさんの人が来るからだ。
時間的にも、その人達的にもヤバかった。
危険だからって、何度も7時以降には行くなって言い聞かせられた。
これには危ないのが好きなかなめも従っていたけど、今日は冬休みに入ったからって、あたし達は時間を忘れて遊んでしまっていた。
ドアに向かって必死で走っていると、あたしの足は浮き、体が床に向かって倒れた。
これが、事件の始まりだった。
竜也がいなくなる数日前の事を思い出す。
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中学生になって初めての冬休み。
――と言っても、終業式の日だったけど。
あたしと竜也とアイツらは、いつものようにrlappで遊んでいた。
あたしと竜也の片手には、あたしが取ったクレーンゲームの賞品の袋を持って。
草太とかなめは、ケータイの裏に4人で撮ったプリクラを貼っていた。
「ヤバイっ、もうすぐ8時だ!」
草太は壁にある時計を見て言う。
「人来る前に早く帰るぞ!」
プリクラを貼り終わったかなめは、走って叫ぶように言った。
それに続いて、あたしと竜也も走る。
こんなに急いでいる理由は、もうすぐrlappにたくさんの人が来るからだ。
時間的にも、その人達的にもヤバかった。
危険だからって、何度も7時以降には行くなって言い聞かせられた。
これには危ないのが好きなかなめも従っていたけど、今日は冬休みに入ったからって、あたし達は時間を忘れて遊んでしまっていた。
ドアに向かって必死で走っていると、あたしの足は浮き、体が床に向かって倒れた。