言いなりデイズ


でも、愁の顔はちょっと険しい。


きっと疑ってるな。


隣からの視線が気になる…。


でもあたしは気づいていないフリをしながら、黙々とペンを動かした。


「はい、終了。」

「へっ?」


いきなり愁があたしのペンを取った。


終了ってなに?


「えっ、どうしたの?」

「終了は終了。ほら、行くぞ。」

「ちょっ、えっ⁉」


愁は訳のわからない事を言いながら、あたしの手を掴み歩き出した。


今までずっと座ってたからかな?


なんだか…フラフラする。


足でも痺れたかな?


てか、愁はどこに行こうとしてるの⁇





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